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原発の安全保障的リスク


例えばオイルショックや、太平洋戦争の様な、燃料の輸入に問題が生じる可能性と言うのは有り得る。

そういう意味で、今すぐ原発全"廃炉"は危険と言うのは分かる。
もしも突然一切の燃料輸入が絶たれた時、他の手が育っていない今、流石にどうしようもないだろう。



だが、そう言った話とは別に、「安全保障」でも、違う面の問題が原発にはある。


福島の事故でどれだけ、農業や漁業にダメージがあったのか。
どれだけの農地、漁場を失ったのか。
一人に○○万円x○○人=「被害総額」的に金銭で計算すると、製造業など大量の電気を必要とする立場から見たら、「それを補償するコストを入れても原発は尚安い、得だ」と言うかもしれない。(その辺りはどうせ税金だったりするし、ある人にとっては経済的なのだろう)


しかし、それを安全保障の別の面から見たらどうなるのか。


エネルギー自給率もだが、食料自給率の低さも良く問題にされる所。

あの事故ではそう言う食料自給に対してダメージがあった。

それは食料の輸入に問題が生じた時、命綱になるもの。

つまり、簡単に○円分と換算できない価値を失った。

今後も原発を抱えるならば、同様のリスクを抱えるという事。


まだ他の手がある電気と違って、海や土地に代替え出来るものはない。
それも一度失ったら、永遠に失われるかもしれない。



こうして究極の想定をして考えてみると、やはり原発はさほどメリットがないと思える。
原発もウランを輸入する必要があり、先日別のネタで書いた事だが、原発運用には結局燃料も付き物。

「安全保障」を強調する程、むしろ再生可能エネルギーの利点が増す。
例えば日本が持つ地熱発電の潜在能力は世界第三位だそうな。(狭い国土でありながら)
しかし実際には殆ど利用されていない。

安全保障、安全保障言って、そう言ったものを今までどうして来たのか…
オイルショックの後、そう言った物を育てていたら、今頃どうなっていたのか…


特にバイナリー発電と言う、水を沸かすのではなく、低温で沸騰する物、例えばアンモニア等を沸かす方法もあるそうな。
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201003070322.htmlこれであればボーリングする必要もない。
なんなら温泉でなくてもボイラー等熱源がある所ならどこでも良さそうに思える。
太陽"熱"と組み合わすのはどうだろうか…




また別の視点、以前も書いたと思うが、原発のような一極集中のシステムは万一問題が起きた時の被害(電力供給的)がかえって大きい。
大量生産する事のコスト的メリットはあるのだろうが、これも安全保障的に考えるとリスクとなる。

そう言う意味で言ってもやはり、あちこちで小規模に行える再生可能エネルギーに利点がある。





核の兵器転用について
先日、原子力基本法が改正された際に「安全保障」と言う言葉が出た時、兵器転用の事を考えているのではないか?と言った見方もあった。

基本的には穿った見方だと思った。
主に指す意味としては、やはりオイルショック等の問題を想定しているのだと思う。

しかし、NHK辺りでやっていた「原子力発電の辿ってきた道」的なドキュメンタリー番組で、かつての関係者もハッキリ言っ

ていたが、密かにではなく、当然のように兵器転用と言う考えを持っている政治家等は一定数いたとの事。

その人が言っていたのは、兵器の是非はともかく、「何があるかわからないので、オプションの1つとして可能性を持っておくのは悪いことじゃない」


一理あると思う。
例えば、原発事故だって確立で言えば大変低いとの事。
しかし、いくら低い確率でも、被害が甚大であれば、それを想定する必要はある。

同じように、第三次世界大戦だとか、核戦争の様な事が、今後絶対起きないとは言えない。
望む望まない、是非はともかく。


ただし、それを理由に原発を残す必要があるかと言うと、無いと思う。

既にプルトニウムはシコタマ持っている訳だし、オプションの1つとして可能性を残すと言うのであれば、研究機関か何かを残して置けば済む話だと思う。


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地熱発電開発が進まない理由

この教授に激しく同意 [うんうん/]国内旅行や湯治なんて選択肢から外れてるんだら、さびれた温泉街なんかアホほどあるだろ [?/]再生エネルギーで町おこしとか、国から補助金入れても

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