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遺伝子汚染について


外来生物を放したり、そもそも安易に持ち込んではいけないと言うのは良く言われる。

理由は、生態系を崩すから。

具体例として、沖縄ではマムシ対策としてマングースを放したら、肝心のマムシはろくに狩らずに家畜やアマミノクロウサギ等希少種まで襲っちゃって困ったことになり、結局マングース狩りをする事になったとか。

他、侵入、もしくは持ち込んだ虫が農作物に被害を与えたり、色々と例はあるが、いけない理由は分かりやすい。
結局回り回って人間が困るからだ。


これとは別にもっと細かい事で「遺伝子汚染」という概念もある。

例えば「メダカが絶滅危惧種だと聞いたので、買ってきたメダカを放流した。」
は遺伝子汚染的にはNGとの事。
同じメダカでも元々そこにいたメダカと別のところからもって来たメダカは遺伝子が違うので良くないと言う理屈らしい。


最近は海外のカブトムシがペットショップで売られているが、外来生物を放すなと言う1つ目の理屈で放すのはまずい。
しかし日本のカブトムシであっても2つ目の遺伝子汚染の理屈によって放してはまずいらしい。



前置きが長くなったが、個人的にはこの考え方には少し疑問がある。

どこで線を引くんだと言う点で。

今、運送会社でバイトをしているが、山梨から来たトラックにカブトムシが紛れていた。
運ちゃんがその後カブトムシをどうしたか知らないが、多分、その辺に放したんじゃないだろうか。
遺伝子汚染的な考えで言ったら、どうすべきだったのか?
山梨まで戻って放すのがベストだろうが、運ちゃんもそんなに暇じゃないだろう。
では殺すべきだったのか?
また運ちゃんが気がつかなかった場合はどうなのか?

そしてそう言う自分も、運送会社からの帰り、バイクで走行中に、車体につかまっているコオロギに気がついた。
何Km運んだろうか…。
多分バイクを止めていた辺りで乗ったのだと思うが、正確にはいつどこで乗られたのか不明。
これも殺すべきだったか?
捕まえて死ぬまで飼うべきだったか?

このように、望む望まない、意図する意図しないに関わらず、人間の移動を利用し(巻き込まれ?)て特に虫や植物は簡単に大移動してしまう。
それを防ぐのは容易ではないし、そもそも今の時代はそう言う、虫等が日々大移動をしている時代と言える。



さらに別視点の疑問もある。

カブトムシと言う虫はそもそも、今のような生息域では無かったらしい。
まず縄文人がどんぐりを食料として持ち歩き、クヌギが生息域を広げていった。
そのクヌギを好むカブトムシも縄文人とともに北上して行ったとの事。

つまり数千年~1万年ちょっとと言う、地球レベルで言ったらつい最近、急激に生息域を広げたと言う事になる。


メダカもそうだろう。
かつてどこにでも居たと言うのは、生活に超、適していた水田や用水路等が豊富にあったから、大繁栄したと言う話だと思う。


カブトムシもメダカも、そう言うふうに考えると既に人工的な存在と思える。


結論、自分には遺伝子汚染の話は賛成も反対も出来ないが、どうもスッキリしない感じが残るのは正直な所。
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